EL式を利用してユーザ型/組織型データ項目を設定する際の書式です。[データ更新]のユーザ型データ項目や組織型データ項目への代入や、各工程の設定値をセットする際に利用されます。「文字列と一致するメールアドレスのユーザ」、「文字列と一致する名前の組織」、「プロセス開始ユーザ」、「ユーザが主に所属する組織」「組織の親組織/子組織」などを利用可能です。
BPMNアイコン:[データ更新]など
ユーザ型項目への代入
ユーザ型データ項目へ代入できる値の形式は、Quserオブジェクト(QuserView)か文字列です。ただし、文字列はメールアドレスとみなして処理され、そのメールアドレスで登録されているユーザが存在している場合にユーザとして指定されます。
(固定値を指定する)
設定書式 | 指定結果 |
'user@example.com' |
登録メールアドレスがuser@example.comのユーザ |
ワークフローの変数を参照する
プロセス
processInstanceInitQuser | プロセスの開始ユーザ |
文字型データ項目を参照する
#q_string |
登録メールアドレスが、データ項目に指定された文字列と一致するユーザ |
ユーザ型/組織型データ項目を参照する
#q_user_other |
他のユーザ型データ項目q_user_otherに指定されたユーザ |
組織型項目への代入
組織型データ項目へ代入できる値の形式は、Qgroupオブジェクト(QgroupView)か文字列です。ただし、文字列は組織名とみなして処理され、該当する組織名がある場合にその組織として指定されます。
(固定値を指定する)
設定書式 | 指定結果 |
'営業部' | 営業部 |
文字型データ項目を参照する
#q_string | 組織名が、データ項目に指定された文字列と一致する組織 |
ユーザ型/組織型データ項目を参照する
設定書式 | 指定結果 |
#qgroupDao.findPrimaryQgroup(#q_user) |
第一営業部 |
#q_group_other |
製品開発部 |
#qgroupDao.findParentQgroup(#q_org) |
営業本部 |
注:上記の例では、q_userに指定されたユーザは「第一営業部」に所属し、q_orgにも「第一営業部」を指定、q_group_otherには「製品開発部」を指定しています。
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