似たような情報入力を定期的に行う申請系業務や、取引先の属性情報更新を伴う受注報告の様なケースでは、過去案件のデータ複製を活用した新規開始が効率的です。過去案件の詳細画面にある[このデータを再利用してプロセスを開始]を使えば、各データが複製された状態から新規案件の登録(新規開始)を行う事が可能です。
1. 再利用開始の活用シーン
- a. 繰り返し
- 過去に申請した内容と酷似した経費申請(休暇申請)を行う
- b. やり直し(置換)
- 申請内容に誤りを発見したため、データを複製したうえで進捗中案件を削除する
- c. やり直し(再送)
- 外部システム連携やメール送信にエラーが出たため、同データでリトライする
- d. ノウハウ活用(選択)
- 障害発生時に、過去にあった同種の障害報告文をブラッシュアップして報告する
- e. ノウハウ活用(標準化)
- 納品時の顧客通知文を、実践業務を通じてブラッシュアップしていく
2. 過去データを表示する
- a. 自分が関わった案件を表示
- 開始案件一覧や処理履歴一覧から、案件の[詳細]をクリックします
- b. 閲覧権限のある案件を表示
- 期間やキーワードでの検索で案件を絞り込み[詳細]をクリックします
- 一覧の表示や[詳細]の表示には[データ閲覧権限]が必要です
- [データ閲覧権限]を持たない業務プロセス案件であっても、自分が処理に関わった案件は表示されます (案件詳細画面では、処理する際に閲覧できたレベルでデータ閲覧できます)
- [引き受け待ち]の際に閲覧できていたとしても、結果として引き受けなかった案件は表示されません
3. 案件データをコピーする
- 1. 再利用して開始する
- [このデータを再利用してプロセスを開始]ボタンで、各データがコピー(複製)された新案件を生成します
- ワークフロー(業務プロセス)に新案件を流す立場に無ければ、ボタンはクリックできません
- ワークフローに開始ポイントが複数存在する場合、開始ポイント(先頭タスク)を指定した上でコピーします
- 複製者のデータ閲覧レベルに応じて複製範囲が異なります
- 複製者の入力画面(入力可能な項目)に応じて複製範囲が異なります
- 掲示板型データは、コピー対象になりません
4. 編集して流す
- 1. 必要な修正を行う
- コピーされたデータを必要に応じて編集し、新案件として登録します
- [件名]は「(コピー)」と言う文字列が自動付与されています
- 業務プロセス定義にて "初期値" が設定されているデータ項目も、データ代入によって上書きされています (ただしコピー元が "閲覧できない場合" "未入力状態" (null 状態) の項目は、初期値上書きされません)
R. 関連情報
X. 業務アプリ
Z. 追加情報: 案件開始後に過去データを再利用する
- 1. 処理フォームを開く
- 案件を[新規開始]したり[マイタスク]などから案件の処理をしたりして、処理フォーム画面を開きます
- 2. 他案件のデータをコピーする
- [他プロセスのデータをコピー]ボタンから他のプロセスに入力されたデータをコピーします
- 入力可能な入力欄にデータがコピーされます
- [処理完了]や[保存して終了]を行わない限りデータは保存されません
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