業務プロセス定義(アプリ)をワークフローシステムとして稼働させるには [アプリ管理権限] と呼ばれるアプリごとのに設定された特権が必要です。なお、アプリの特権としては他に [コントロール権限] および [データ閲覧権限] があります。
1. アプリごとのローカルな特権について、概要を理解する
- a. アプリ管理権限
- モデリングの他、ローカル特権付与、ワークフロー稼働を行う
- b. コントロール権限
- 任意案件の削除、任意の進捗中案件の強制中断、引受担当者の強制変更を行う
- c. データ閲覧権限
- 任意案件の業務データを検索・閲覧する (M116, M117)
R3020: アプリ特権の権限一覧
システム設定 – アプリ権限
- [アプリ管理権限] は一般的に、その業務プロセスの改善責任者(プロセスオーナー)に付与されます
- [コントロール権限] は一般的に、その業務プロセスの作業監督者に付与されます
- [コントロール権限]がある案件詳細では[管理者モード]で表示することもできます
- [管理者モード]では、自動工程の処理記録やプロセスログを確認できるようになります
- [データ閲覧権限] は一般的に、その業務に関係する部署所属者や監査チームに付与されます
- [コントロール] と [データ閲覧] の両特権を持つユーザには進行中案件のデータ編集特権が付与されます
- これらの他に [データ閲覧権限(進捗情報限定)] と呼ばれる限定的な特権があります
- [データ閲覧権限] を持たないユーザであっても、関わった案件のデータは検索・閲覧可能です (M116)
- "他ユーザが処理を行なっていない状態"(誤って開始など)であれば、プロセス開始者自身もプロセスを削除できます
2. ローカル特権をユーザに付与する
- a. 特定のユーザに付与する
- 登録されているユーザアカウントから選択します
- b. ユーザ集団に対して付与する
- 登録されている [組織]もしくは[ロール] を選択し、その所属者に特権を付与します
- アプリごとの特権を付与するには [アプリ管理権限] が必要です
- アプリの詳細画面にある [権限の編集] メニューから設定します
- ユーザ集団に特権付与した場合、その [組織][ロール] に所属しなくなった時点で自動的に特権が無くなります
- [組織]に特権付与する際、役職の有無や特定の役職で所属しているユーザのみに限定付与する設定も可能です
- 全てのユーザは[アカウント設定]メニューにて、自身に付与されているシステム特権 / アプリ特権を一覧できます
- ユーザ管理者は[システム設定]の[組織一覧]の各詳細にて、組織として付与されているシステム特権 / アプリ特権を一覧できます
- ユーザ管理者は[システム設定]の[ロール一覧]の各詳細にて、ロールとして付与されているシステム特権 / アプリ特権を一覧できます
Z. 追加情報
- 開発者ブログ: 案件の業務データ、誰が見えて誰が見えないのか?
- FAQ:入力ミス時など、後からデータを修正できますか?
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