会社の吸収合併や新事業進出など、BPMシステムに登録されているユーザの所属組織や組織ツリーを大幅に変更しなければならない時には、特別な操作が必要となります。基盤情報である [組織] [ユーザ] [ロール] だけでなく、それらを参照している業務プロセス定義についても、一括して変更する事が可能です。
1. 組織ツリーの変更内容をあらかじめ整理しておく
- 1. 廃止される組織を明確にする
- 組織ツリーの内、廃止されるサブツリー(部分木)を明確にします
- 2. 新設される組織を明確にする
- 組織ツリーに、新たに追加されるサブツリーを明確にします
- 廃止予定組織の名称を変更しておくと、効率のよい変更作業が可能となります (例:営業部2013廃)
- ツリー内位置づけを変更するだけのケースも、廃止組織から新設組織への所属変更と考えた方が効率的です
2. 新設される組織ツリーを追加しておく
- 1a. 個別に追加する
- 組織の [新規作成] から、組織名、組織アドレス、親組織名を登録します
- 1b. 一括して追加する
- CSVデータで一括追加します
- 2. 特権付与設定を確認する
- 組織所属によって特権が自動付与される設定を必要に応じて変更します
R3032: CSV一括追加(組織)の書式
システム設定 – 組織一覧
3. 修正が必要な業務プロセス定義を変更する
- a. 個別に変更する
- 各アプリの特権ユーザに編集してもらう
- b. 一括して変更する
- 引受ルールの中にある組織情報(廃止予定組織)を、一括して新設組織に置換する
- [組織を参照しているアプリ一覧]から個別に変更するアプリを一覧します
- 一括で変更するには[処理担当者の設定一括変更]が便利です
4. ユーザの所属情報をCSV一括変更する
- a. 新しい組織のみに所属させる
- 新体制を即時適用させるには、新設された組織にのみ所属させます
- b. 新旧の両組織に所属させる
- 移行期間を持つ場合には、新旧両組織に所属させます
- 必要に応じて、ユーザ一覧画面にある [全件ダウンロード] からCSVファイルを取得し、バックアップします
- 移行完了後に廃止組織を削除するには、組織情報の詳細画面で [組織削除] をクリックします
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