[件名]は全ての案件が持つ特別なデータ項目です。つまり "引合対応フロー" に流れる案件も、"見積プロセス" に流れる案件も、"請求プロセス" に流れる案件も、[件名]という属性を持ちます。この[件名]に取引先社名が入力されるルールになっていれば、蓄積された案件データを業務横断的に検索できるようになります。(自動セット工程)
1. [件名]データの特殊性について、概要を理解する
- a. マイタスク一覧に表示
- どの業務プロセスに流れる案件であれ、全ての案件が持つ基本属性です
- b. カンタン検索の対象
- 全業務案件の検索(画面上部の検索窓)で検索対象となります
- [マイタスク]や[引き受け待ち]では、業務横断的に案件を一覧するため、基本属性のみの表示となります
- 業務プロセスごとに設定された業務データについては、検索窓によるカンタン検索の対象になりません
- 業務プロセスごとに設定された業務データを検索するには、業務プロセスを指定して検索します (M117)
2. [件名]に記載されるべき文字列について、概要を理解する
- a. 案件判別の用
- 他の案件との違いが明らかになる表現 (例:"経費申請 鈴木 201504")
- b. カンタン検索の用
- 検索頻度の高い表現 (例:"取引先社名"、"ドキュメントID"、など)
- データ閲覧権限のある案件データを業務横断的に一括検索できるようになります (M116)
- 例えば "取引先社名" で検索すれば、契約や取引の一覧といった関連案件をまとめて参照できます(ケースマネジメント)
- 処理担当者によって "ゆらぎ" が発生しないように必要な "デコレーション(入力ヒント)" を記載します
3. 自動セットが行われる工程を配置する
- 1. データ設定工程を配置する
- フローの中に自動セット工程を追加します
- 2. 注意書きを記載する
- 入力画面に自動セットされるもの/されたものである旨の注意書きを加筆します
- 加筆可能な下流工程で、不用意な編集が行われないように "デコレーション(入力ヒント)" で周知します
R2272: EL式による文字列としての出力(データ設定式)
BPMNアイコン:データ更新
X. チュートリアル
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