タスク処理画面(入力画面)を開いた際に "あらかじめデータが入力された状態" にするには、最上流で[初期値]がセットされるように設定する方法が有効です。しかし、とある業務データを参照しなければならないような場合には、フローの途中で自動セットされる必要があります。(自動セット工程)
1. 文字列データの初期値設定と途中生成の違いを理解する
- a. 業務データを参照可能
- 自動工程を通過時点での業務データの値([件名]含)を参照できます
- b. 上書きのリスク認識が必要
- セット式が設定された項目は、上流で入力されていた値を上書きします
- c. 競合処理のリスク認識が必要
- 同時分流されている場合、データ書換が競合する可能性があります
- 初期値設定では、他の業務データ項目を参照したデータセットはできません
R2272: EL式による文字列としての出力(データ設定式)
2. 文字列データの途中生成目的について、概要を理解する
- a. 2重入力の回避
- "支払期限" と "請求案内文" の両方に期限を入力、など
- b. 転記ミスの防止
- "問合元氏名" を "返信本文" にセット、 "問合元アドレス" を "返信先" にセット、など
- c. ゆらぎの防止
- "契約書種類(選択型)" によって決まるファイル名をセット、など
- 案件が自動工程を通過する際に、コピーされます
- 下流工程で "参照元" が変更しても、"代入先" が連動して書き換わるものではありません
3. 自動セットが行われる工程を配置する
- 1. データ設定工程を配置する
- フローの中に自動セット工程を追加します
- 2. 注意書きを記載する
- 入力画面に自動セットされるもの/されたものである旨の注意書きを加筆します
- "草稿" を[初期値]でセットするのではなく、[データ更新]の参照式に設定します
- 下流工程にて、編集すべきでない部分が編集されないように "入力ヒント" 等で周知します
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