選択候補(Options)が固定的な選択フォームだけでなく、動的に変化する選択フォームを定義する事も可能です。例えば “イベント開催地の決定業務” と言ったワークフローでは、上流工程にて初めて候補(Options)が列挙され、下流工程で選択されます。その様な場合、上流工程で入力される[文字型(複数行)]を参照する設定にします。
1. 動的選択肢の活用シーンについて、概要を理解する
- 1. 調査と選定の分離
- 上流工程で "候補" が列挙され、下流工程で "選定決裁" する
- 2. 入力負担の軽減
- 下流工程での入力手間を可能な限り下げる (例:"工事現場への状況確認")
2. 選択型のデータ構造について、概要を理解する
- a. 選択肢ID
- サーバ通信等で利用される識別記号 (HTML ”option タグ” の “value 属性” に相当)
- b. 表示ラベル
- [入力画面]に表示される文字列 (”option タグ” で囲まれた文字列に相当)
- [選択肢ID]と[表示ラベル]に同じ文字列を設定しても構いません
3. 候補(Options)用の文字型データ項目を用意する
- a. 選択肢のID一覧
- 選択肢ID(Option Value)を格納する[文字型(複数行)]のデータ項目を設定します
- b. 選択肢の表示ラベル一覧
- 表示文字列を格納する[文字型(複数行)]のデータ項目を設定します
- 選択候補(選択肢ID/表示ラベル)の入力例: “a1/Tokyo”、“a2/Madrid”、“a3/Istanbul“
- [選択肢ID]と[表示ラベル]を同じ文字列に設定する場合は、1つの[文字型(複数行)]で構いません
4. 選択型データ項目を用意する
- 1. 選択肢IDの参照先を設定する
- [文字型(複数行)]のデータ項目を指定します
- 2. 表示ラベルの参照先を設定する
- [文字型(複数行)]のデータ項目を指定します
- 選択肢IDと表示ラベルの数(行数)が異なる場合、選択肢IDの数だけ選択肢が表示されます
- 案件が決裁工程に到達した時ではなく、決裁者が入力画面を開いた際の選択候補が表示されます
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