案件が各工程に到達すると引受候補者全員の[引き受け待ち]に表示され、最初に引き受け処理を行った人が実際の作業者(作業担当者)となります。(引き受け後は作業担当者の[マイタスク]に表示されます)。引受候補者は “営業部所属者” や “申請者の所属組織のリーダ” など、様々な表現で指定します。(スイムレーン単位で一括指定)
1. 引受候補者を追加する(ユーザを指定)
- a. 1人を指定して追加する
- 例:ユーザ "Suzuki" (追加例:鈴木一郎)
- 引受候補者を複数人にしたい場合、繰り返して追加します
2. 引受候補者を一括して追加する(ロールを指定)
- a. ロール集団を全員追加する
- 例:ロール "日本在住者" ([システム設定]>[ロール]で登録されている人)
- [組織]は必ずツリー構造で管理されますが、[ロール]は組織ツリーと関係なくユーザをグルーピングできます
3. 引受候補者を一括して追加する(組織を指定)
- a. 組織所属者を全員追加する
- 例:組織 "営業部" の所属者全員 (役職の指定なし)
- b. 組織の役職者を全員追加する
- 例:組織 "営業部" の部長/副部長 (「役職あり」や「特定の役職(部長)」で登録されている人)
- c. 組織の一般社員を全員追加する
- 例:組織 "営業部" の一般社員 (「役職なし」で登録されている人)
- d. 下位組織の所属者を全員追加する
- 例:組織 "管理本部" の下位組織に所属するユーザ (役職の指定なし)
- e. 下位組織の役職者を全員追加する
- 例:組織 "管理本部" の下位組織に課長として所属するユーザ (「役職あり」や「特定の役職(課長)」で登録されている人)
- f. 下位組織の一般社員を全員追加する
- 例:組織 "管理本部" の下位組織に一般社員として所属するユーザ (「役職なし」で登録されている人)
- 指定組織所属者(a)とその下位組織所属者(d)の両方を追加すると、組織ツリー全体を追加できます
- [ロール]を掛け合わせた絞込追加も可能です (例:営業本部以下全組織の社員で日本在住の社員全員)
チュートリアル:はじめての Questetra BPM Suite / Chpt.2: 簡単なアプリを作ってみる
チュートリアル: はじめての Questetra BPM Suite / Chpt.3: 出張申請アプリを作る
BPMNアイコン:チームスイムレーン
システム設定 – 組織一覧
システム設定 – 役職一覧
4. 引受候補者を追加する(業務データを参照)
- a. ユーザ型データで1人を指定して追加する
- 例:”レビュー依頼先” に入力されているユーザ
- b. 組織型データの組織所属者(役職者)を全員追加する
- 例:”対応すべき課” に入力されている組織所属者("課長")
- c. 組織型データの下位組織所属者(役職者)を全員追加する
- 例:“監査対象部門” の下位組織所属者("部長")
- [ロール]を掛け合わせた絞込追加も可能です (例:”保管責任部署” 以下全組織の社員でドイツ語堪能者)
5. 引受候補者を追加する(上流作業者を参照)
- a. 上流工程の処理者が所属する組織のスタッフ(役職者)
- 例:“草稿担当” の所属組織の同僚("課長")
- b. 上流工程の処理者が所属する組織の親組織のスタッフ(役職者)
- 例:地域ごとの統括チームの誰か("チームリーダ")
- c. 上流工程の処理者が所属する組織の上位組織のスタッフ(役職者)
- 例:完了チェックを行える上位者(「役職あり」で登録されている人)
- 上流処理者(個人)を引受候補者として追加しない設定も可能です (例:企画立案者"以外"の部内社員)
6. [引き受け待ち]を経ないケースについて理解する
- a. 1人候補
- 案件が工程に到達したとき引受候補者が1人しか存在しない場合は、自動的に引き受けます
- b. 継続対応
- 上流工程を処理したユーザが、同一スイムレーン内の下流工程を全て引き受けます
- 継続対応を解除するオプション設定も可能です
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