メール開始の仕組みである [メッセージ開始イベント(メール)] を先頭に配置すれば、メール受信の度にメールデータを引き継いだ新案件が自動起動されるようになります。例えば、 "外部者からの問い合わせメール" が1通届けば、問合対応案件が1つ生成されます。
1. メール開始の活用シーンについて、概要を理解する
- a. 人間からのメール
- 問い合わせ窓口、苦情通報窓口、内部告発受付等に対応する
- b. システム連携メール
- 他システムからのアラートメール、連携システムからの通知メール等に対応する
2. メール開始の起動アドレスを設定する
- 1. 受信アドレスを決める
- メールアドレスの一部を指定します
- 設定した起動アドレスを、メール送信側のシステムに登録したり、メーリングリストに追加したりします
- ローカル部の一部およびドメイン部は指定できません
yourSecret.m123.sample@questetra-bpms.appspotmail.com
3. データ格納先を設定する
- 1. Fromアドレス
- 起動させたメールのFrom部を取り込みたい時に指定します (文字列型(単一行))
- 2. From表示名
- 文字列型(単一行)のデータ項目に格納できます
- 3. To/Ccアドレス
- 文字列型(複数行)のデータ項目に格納できます (起動用のアドレスは格納されません)
- 4. To/Cc表示名
- 文字列型(複数行)のデータ項目に格納できます
- 5. 受信日付
- 日時型のデータ項目に格納できます
- 6. メール件名
- 文字列型(単一行)のデータ項目に格納できます (案件の "件名" にも自動挿入されます)
- 7. メール本文
- 文字列型(複数行)のデータ項目に格納できます
- 8. 添付ファイル
- ファイル型のデータ項目に格納できます
- 全ての情報を格納する必要はありません (格納先が無指定の情報は引き継がれません)
- 31.5MBを超えるメールは受信できません(添付を含みます)
- システムアカウント全体の制限により自動開始されない可能性があります
- メーリングリストから自動開始アドレスに転送する仕組みにすれば、ワークフローアプリの切替時に便利です
- 当該メーリングリストに業務責任者を加えておくと、受信エラー時の対応が容易になります
- 受信メールを解析しエラーとなった場合、可能な限り Message-ID がエラー通知メールに含まれます
- Message-ID を手がかりに、取り込めなかったメールを特定しやすくなります
- [システム設定]メニューで、本機能の有効/無効の切り替えを行えます(M318)
R2170: 新規案件の起動数制限
R2180: メール開始のエラー通知
BPMNアイコン:メッセージ開始イベント(メール)
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