データセット工程[データ更新]をフロー図の途中に配置すれば、各案件が通過する際、業務データが自動的に書き換わるようになります。"現在時刻(通過時刻)" の自動セットや、上流で入力された "税抜き価格" を参照した "消費税額" の自動セットなどが実現できます。
1. データ自動設定の活用シーンについて、概要を理解する
- 1. 相対値の算出
- 上流工程で入力された "原稿引渡日" から3日後を "締切日" としてセットする
- 2. 統一書式
- 命名規則に従った文字列を自動生成し "請求書ID" としてセットする
- より複雑なデータ加工を実現したい場合には[スクリプト工程]を利用します (プログラム知識が必要です)
2. 数値の算出式を設定する
- a. 他の数値データを参照
- 数値型データや固定的な実数を参照して、数値を算出します
( (#q_numeric1 + #q_numeric2) * 0.05 - #q_table.summary['total'] ) / 30
3. 日付日時の加工式を設定する
- a. 他の日付日時データを参照
- 日付型データや日時型データを参照して、日付や日時を算出します
#q_datetime.addHours(9)
- b. ワークフロー基盤の管理情報を参照
- 開始時刻や現在時刻を参照して、算出します
#now.addDays(1).getFirstTimeInDate().addHours(9)
R2271: EL式による日付日時としての出力(データ設定式)
4. 選択結果を設定する
- a. 固定値を設定
- 選択肢型データに対して、選択肢 ID を固定的にセットします
- b. 他の業務データを参照
- 他の選択型データ、文字型データなどから選択結果(選択肢 ID)を設定します
5. 文字列の生成式を設定する
- a. 他の業務データを参照
- 文字列型データ、ユーザ型データなどから、文字列を生成します
Mr. #{#q_string1}
xyz-#{#dateFormatter.format('yyyy-MM-dd', #q_datetime)}
- b. ワークフロー基盤の管理情報を参照
- 業務名称や開始者の名前などから、生成します
xyz#{#sformat('%06d', processInstanceSequenceNumber)}
R2272: EL式による文字列としての出力(データ設定式)
BPMNアイコン:データ更新
- 日付日時情報の書式を整形したい場合、 #dateFormatter.format() を使った設定も可能です
- #dateFormatter.format(): "com.questetra.bpms.core.event.scripttask.DateFormatWrapper" の format() method
- 文字列情報を任意フォーマットに整形したい場合、 #sformat() を使った設定も可能です
- #sformat(): "java.lang.String" の format() method
6. ユーザ/組織を設定する
a. 特定のユーザ/組織を設定する
指定したユーザ/組織を固定的にセットします
b. 他の業務データを参照
ユーザ型データや組織型データ、文字型データを参照して、ユーザ/組織を設定します
R2274: EL式によるユーザ型/組織型への自動代入(データ設定式)
7. 入力された値をクリアする
- a. 入力値をクリア
- 入力・選択されている値、添付されているファイルをクリア(削除)します
- 掲示板型(追記のみ)、ガイドパネル型(表示のみ)のデータ項目では値をクリアできません
X. 業務アプリ
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