業務プロセス内の引受やシステム特権を "ユーザ単位" でメンテナンスするとなると、非常に大きな手間がかかります。Questetra では [組織] や [ロール] と呼ばれるグルーピング機能を使った "グループ単位" での設定が可能です。 [組織] は "全社-総務部-人事課" の様なツリー構造を持ち、ユーザの所属を階層的に管理する事ができます。
1. ユーザをツリー構造でグルーピングしておく利点について、概要を理解する
- a. システム特権の付与
- 例えば各管理特権を "情報システム部" の所属者に自動付与できるようになる
- b. ローカルな特権の付与
- [データ閲覧権限] を "営業本部" 以下の組織所属者に付与できるようになる
- c. 引受ルールの設定
- 親組織の誰かに "レビュー" を依頼すると言う業務ルールが定義できるようになる
- ユーザが [組織] に所属しなくなった時点で、その特権や権限は自動的に剥奪されます
- ユーザ単位での設定も可能です (必ずしも全ての集団を組織定義する必要はありません)
2. 組織ツリーを設定する
- 1. ルート組織の名称を設定する
- Questetra にログインする全ユーザを総称する名称を決めます
- 2. 子組織を追加する
- 全てのユーザが所属できる様にグループ分けを行い、[組織] として追加します
R3030: 組織のプロパティ
R3031: 組織ツリーのサンプル
R3032: CSV一括追加(組織)の書式
システム設定 – 組織一覧
- 社内構成員で利用する場合は "全社" や "example.com" といった名称をルート組織名として設定します
- 複数企業間で利用する場合には "Xプロジェクト全員" や "取引者全員" といった表現を設定します
- 例えばルート組織 "00.全社" の子組織として、 "10.役員"、"20.管理部"、 "30.営業部" を登録します
- データ閲覧権限の設定や引受ルールの定義において利用される組織粒度まで細分化します
- CSVデータで一括して追加する事も可能です
3. 各組織のプロパティを設定する
- 1. 役職を設定する
- "所属組織の部長が承認" といった業務プロセスを定義できる様にします
- 2. 組織アドレスを設定する
- 組織宛にメールを自動送信するといった業務プロセスを定義できる様にします
- [役職]はあらかじめ登録されている役職一覧から選択し設定します
X. 業務アプリ
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