業務プロセス内の引き受けやシステム特権を "ユーザ単位" でメンテナンスするとなると、非常に大きな手間がかかります。Questetra では [組織] や[ロール] と呼ばれるグルーピング機能を使った "グループ単位" での設定が可能です。 [ロール] は、”システム管理権限者” や "○○資格保有者" といった、組織に紐づかない役割や属性を持つユーザをグルーピングすることができます。
1. ユーザを共通属性でグルーピングしておく利点について、概要を理解する
- a. 引受ルール設定(ロール)
- "翻訳スキル" を持つ全ユーザが引受候補となるといった定義が可能になる
- b. 引受ルール設定(組織とロール)
- "営業部" 傘下組織の所属者で "翻訳スキル" を持つユーザを指定
- c. 引受ルール設定(動的組織とロール)
- 申請者の上位組織所属者で "リスク管理責任者" ロールを持つユーザを指定
- [ロール] は引受ルール定義を効率化するために定義します
- [ロール] は "安全衛生管理者" や”プロジェクトメンバー”などの組織横断的な役割や、"日英翻訳スキル保有者" などの組織に紐づかないユーザ属性を効率よく管理できます
- 各工程の引受ルール定義において [組織] ツリーだけで十分な場合には、[ロール] 登録は不要です
2. 業務プロセス定義(引受ルール定義)に有効なロールを考察する
- a. 担当による権限を表現する
- 例: "店舗施錠担当" や "○○地区のリクルート担当" など
- b. スキルによる権限を表現する
- 例: "防火担当責任者" や "情報セキュリティ資格保有者" など
- c. 組織ツリーにないチームを表現する
- 例: "社員旅行企画チーム" や "陸上同好会" など
- d. 雇用形態を表現する
- 例: "新人研修中" や "時短勤務者" など
- e. その他業務ルール設計に有効なユーザ集団を表現する
- 例: 設備利用者など
- 業務プロセス定義では、複数のロールを掛け合わせた定義も設定可能です
3. ロールを登録する
- 1. 必要なロールを追加する
- 新規追加画面から、ロール名等を登録します
R3040: CSV一括追加(ロール)の書式
システム設定 – ロール一覧
- CSVデータで一括して追加する事も可能です
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