クラウド型オフィスである Google Workspace(旧 G Suite) を導入している場合、Google Workspace と Questetra の両方で同じようなユーザ管理作業を行うのは面倒です。Google Workspace の "組織(Organization)" と "ユーザ(User)" と "グループ(Group)" の情報を API 経由で取り込み、Questetraの [組織] [ユーザ] [ロール] として一括登録することが可能です。
1. セキュアなシステム間通信について、概要を理解する
- a. OAuth (オーオース)
- 2システムにログインできる人が、その2システム間の直接通信を許可する仕組み
- 接続をリクエストするシステム、レスポンスするシステム、接続許可を管理するシステムで構成されます
- 後日、許可した内容を取り消す事も可能です (レスポンスするシステム側の設定)
2. Google Workspace 側の API をあらかじめ利用可能な状態にしておく
- 1. API アクセスを有効にする
- セキュリティ設定(Security Setting)にて API を利用できるようにしておきます
- Google Workspace 側の設定には Google Workspace の管理権限が必要になります
3. Questetra から Google Workspace に対して登録情報をリクエストする
- 1. 接続先ドメインを設定する
- [Google Workspace 連携] メニューに利用しているドメイン名を登録します (M309)
- 2a. 組織一覧を取得させる
- [組織一覧] の [組織一括登録] にある Google Workspace 同期ボタンをクリックします
- 2b. ユーザ一覧を取得させる
- [ユーザ一覧] の [ユーザ一括登録] にある同期ボタンをクリックします
- 2c. グループ一覧を取得させる
- [ロール一覧] の [ロール一括登録] にある同期ボタンをクリックします
- 3. 追加する/更新する/削除マークをつける
- 両システムの差分情報をもとに Questetra 側設定を編集します
R3080: Google Workspace との同期仕様
R3081: 他の情報ソースからのプライバシー収集
R3082: お客様同意がある場合のプライバシー共有
システム設定 – ユーザ一覧
システム設定 – 組織一覧
システム設定 – ロール一覧
システム設定 – Google 連携
- 一括で登録できるレコード数には上限があります
- ユーザ:1000、組織/ロール:300
- 差分情報から "追加" と "更新" と "削除フラグ付与" の候補が列挙され、全てもしくは一部を実行します
- Google Workspace から Questetra への単方向のデータ同期です (Google Workspace 側設定は変更されません)
- ドメインを変更して操作を複数回行えば、複数のドメインの情報を取り込むことも可能です
- マークの付いたユーザを削除するには、一人ひとりの詳細画面で [ユーザ削除] をクリックします (M306)
- 接続先ドメイン設定をクリアするには、 [ドメイン] の欄を空白にして保存します
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