"問合対応" や "資料請求対応" の自動化では、Webサーバからの通知メールで自動開始させる方法やWebサイトへの iframe 埋込を設定する方法が考えられます。より複雑な処理が必要な場合には、[メッセージ開始イベント(HTTP)]を CORS AJAX 通信にてキックする方法を検討します。
1. CORS開始のメリットについて、概要を理解する
- a. 脱メールの視点(通知メールと比較)
- 各データ項目へのダイレクトな格納、メール遅延の回避など
- b. 脱 iframe の視点(iframe 埋込と比較)
- デザイン統一感、入力者のブラウザ設定に合わせた動的表示など
- 通知メール(M218)や iframe 埋込(M220/M222)と比べ、技術要求レベルが高くなると言えます
2. CORS技術について、概要を理解する
- a. Cross-Origin Resource Sharing (CORS) 仕様を確認する
- クライアント側 Cross-Origin requests のメカニズム(W3C)
- b. JavaScript 実装方法を習得する
- MDN web docs や jQuery API など
3. CORS通信を許可する(システム管理権限)
- 1. ワークフロー基盤全体で利用可能にする
- CORS通信が受信できるようになります
- 2. 許可サーバURLを登録する
- 自社ホームページのURLなど
- 3. ワークフローアプリに開始イベントを作る
- フローの先頭に[メッセージ開始イベント(HTTP)]を配置します(M221)
- 公開ページの場合 app key が公知のものとなります。必要に応じワークフロー下流に SPAM 排除の仕組みを構築します
4. CORS通信を監視する
- a. メッセージ開始イベント(HTTP)概要の確認
- 管理メニュー[アプリ外部連携]の公開ノード一覧
- b. 全案件の絞り込み表示(システム管理権限)
- 管理メニュー[プロセスログ]から絞込表示(M313)
- アプリ特権[データ閲覧権限]を持つ一般ユーザも全案件(プロセス)を絞込表示することが可能です(M117)
Z. 追加情報: ワークフロー起動サンプルコード例
[メッセージ開始イベント(HTTP)]や[メッセージ開始イベント(Webhook)]をキックするHTML/JavaScriptコードを例示します。
ワークフロー起動サンプルコード(2022-11)
コメント
0件のコメント
サインインしてコメントを残してください。