ワークフロー基盤上で定義された業務プロセスが、アプリアーカイブ(QARファイル)としてエクスポートされる際の仕様です。
アプリアーカイブの形式と名称
アプリ定義をエクスポートした際の、ファイル形式とデフォルトのファイル名です。
- ファイル形式
- 拡張子:qar
- (エクスポートされたアプリアーカイブは QAR ファイルとも呼ばれます)
- ファイル名
- 開発中バージョンの場合
- {アプリ名}_ver_editing.qar
- リリース済みバージョンの場合
- {アプリ名}_ver{バージョン番号}.qar
- 開発中バージョンの場合
アプリアーカイブの使用期限
Questetra BPM Suite は継続的にアップデートされています。アプリアーカイブが作成された時点のバージョンと、インポート先のワークフロー基盤のバージョンに大きな差があると、機能や仕様が対応できなくなる可能性があります。そのため、インポートを許可するアーカイブの作成バージョンは、1年ごとのメジャーバージョンアップデートの際に見直されます。
- 使用期限:約3年
- 作成時点から4回目のメジャーバージョンアップが行われるまでの期間
- 例:Ver. 16.X. で作成されたアーカイブ
- Ver. 19.X までのワークフロー基盤:インポート可能
- Ver. 20.0 以降のワークフロー基盤:インポート不可
アプリアーカイブに含まれる情報
- ワークフローアプリの定義
- ワークフロー図
- データ項目設定
- 処理担当者設定のルール
- 一部の設定ルールは、ワークフロー基盤に登録されている情報(ユーザID、組織ID、ロールID)を利用して定義されています
- ワークフローアプリのプロパティ
- アプリ固有のアドオン
- 選択型データ項目で使用する選択肢マスタ
- [PDF ファイル生成]で使用するPDFフォーム
- サービスタスク定義ファイル
- ([アドオンの管理]に登録されているアドオンファイル)
- 共有されている検索条件リストや集計グラフ
- [プロセス/タスク検索]や[その他のグラフ]で、当該アプリが絞り込み対象となり、かつ[共有]されている検索条件設定とグラフ表示設定
- ([リスト / グラフ]に表示されている条件設定)
- 業務マニュアル
アプリアーカイブに含まれない情報
- HTTP 認証設定
- アプリ共有アドオン([システム設定]にて登録)
- アプリ権限
- 処理記録 / 業務データ(アプリが稼働することで保存される個々の案件情報)
- ユーザ / 組織 / ロール情報
- 処理担当者設定のルールは含まれるが、ワークフロー基盤に登録されているユーザ情報等は含まれない
- インポート時には、インポート先のワークフロー基盤のユーザ情報等と紐付けします
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