"見積プロセス" から "受注申請プロセス"、あるいは "納品業務プロセス" から "請求業務プロセス" など、業務プロセス同士を連携させたいケースは少なくありません。[サービスタスク(開始イベントに HTTP リクエスト)]を使って[メッセージ開始イベント(HTTP)]に接続すると、下流プロセスが自動的に開始されるようになります。(Message Catch Event API)
1. 別プロセス起動の活用シーンについて、概要を理解する
- a. 業務プロセスの分割
- 視認性の向上や責任分界点の明確化が図れます
- b. サブルーティン化
- "翻訳する・押印する・請求する" などの汎用業務を共通基盤化できます (M413)
2. 接続先(呼び出される側)を設計する
- 1. 業務プロセスをデザインする
- [メッセージ開始イベント]を使って業務プロセスを定義します
- 2. 業務プロセスをリリースする
- 開始ポイント ID (nodeNumber)等を確定させるために一度稼働させます
- (3. 起動フォーマットをメモする)
- 自動開始させるためのフォーマット(API)を表示させ、その内容をメモします
- 編集保存後、一度稼働状態にすることで、開始イベントを呼び出す「サービスタスク」が自動的に生成され、利用できるようになります
- 3. は、呼び出す側に「メッセージ送信中間イベント(HTTP)」を利用する場合に必要です(Z. 追加情報)
3. 接続元(呼び出す側)を設計する
- a. サービスタスク(開始イベントに HTTP リクエスト)
- 自動工程パレットに追加された対象のサービスタスクを選択し、ワークフロー図に配置します
- b. 受け渡しする業務データ
- 必要に応じて送信する値やデータ項目を指定します
- サービスタスクの名称は、受信側イベントの「アプリID アプリ名 ノード番号: 工程名」となります
- 受け渡しするデータ項目の必須設定や入力チェック内容を満たさない設定がされた場合プロセス起動に失敗します
R2182:HTTP 開始のエラー通知
R2210:データ受信用パラメータの命名規則
BPMNアイコン:サービスタスク(開始イベントに HTTP リクエスト)
Z.追加情報: メッセージ送信中間イベントを使用して呼び出す
- a. 接続先の自動開始 URL
- https://karasumi-shijo-000.questetra.net/System/Event/MessageStart/123/0/start
- b. 接続先のセキュリティ鍵
- 接続先アプリのセキュリティ鍵(key)を指定します
- c. 受け渡しする業務データ
- 必要に応じて接続先の "受信パラメータ名" を指定し、送信する値を指定します
- 同一ワークフロー基盤の場合 "${var[applicationRoot]}System/Event/MessageStart/123/0/start" で代用可能です
- 上のURLのうち
- 123:接続先のアプリ ID (processModelInfoId)
- 0:接続先アプリの開始ポイント(nodeNumber)
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